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白内障の手術を行いました。

みなさんこんにちは🎶

今回紹介する症例は白内障です。

このわんちゃんは両眼の糖尿病性白内障です。

糖尿病性白内障は一般的な加齢白内障より若くても発症しやすく、進行速度も速いです。

 

白内障とは・・・

眼の中にある「水晶体」と呼ばれるレンズがあります。

通常の水晶体は透明なものですが白内障になると段々と白っぽくなってきます。

白くなる原因はタンパク質の変化です(加齢外傷感染炎症etcで進行します。)

これは点眼で進行を遅らせることはできても手術をしない限り、透明に戻ることはありません。

 

そしてとても大切なことは術後の管理です!!

徐々に減ってはいきますが、目薬の投与回数が1日に4回種類も最低4種類

きちんと目薬を行えないと炎症などが起こり

視覚がなくなったり、眼球摘出をすることになります。

 

 

📸手術前の眼球

 

📸レンズの前嚢を染色

 

📸染めた前嚢を丸く切り取り

 

📸超音波フェーコで削り

 

📸吸収糸で縫合

 

📸手術後の眼球

 

手術は無事に終了し、入院中も問題なく終わりました。

ですが、糖尿病を患っていた為に左眼が感染を起こしてしまいました。

後日左眼は摘出手術を行いました。

 

現在は残った右眼の定期検診と糖尿病なので血糖のチェックにいらしています。

 

 

 

 

れいわ動物医療センター 群馬県 高崎市